カメラの機能は多種多様ありますが、手ぶれ補正の有無は特に初心者の方が気にする機能だと思います。私自身、過去にカメラを買う時は手ぶれ補正の有無を気にしていました。なんせ名前の通り手ぶれが補正されるのだからあった方が良いに決まってるじゃないですか。
しかしながらFujifilm X-M5は手ぶれ補正がついていません。手ぶれ補正がない故にX-M5を敬遠している方がいらっしゃるような気がするので、いやいやそんなことはないよ、という話をしたいと思います。X-M5は良いカメラなので買って損はないですが、それでも高価な買い物なので購入を迷っている方のご参考になれば幸いです。なお、私は動画撮影はしていませんので、この話は写真撮影が前提になります。その点ご了承くださいませ。
X-M5に手ぶれ補正はなくても大丈夫

結論から言うと、X-M5は手ぶれ補正なくても全然大丈夫です。X-M5に限らずどんなカメラでもそうなんですが、特に初心者は手ぶれ補正に誤解があるような気がします。私自身がそうでしたが、手ぶれ補正があればブレないと思ってしまうんですよね。実際には被写体ブレという罠があるので、結果的に手ぶれ補正が活躍するシーンは意外と多くないのです。
手ぶれ補正がなくても良い理由

手ぶれ補正はあった方が良いのはまあそうなんですが、なくても問題ないです。理由はいくつかあるので紹介しますね。
シャッタースピードを上げれば手ブレはしにくい
ブレには「手ブレ」と「被写体ブレ」の2種類があります。手ぶれ補正はその名前の通り、手ぶれを補正してくれる機能です。一方で、被写体ブレは被写体が高速で動くから起きるブレのため、手ぶれ補正機能では対応できません。ここが一番の罠だと思います。私自身この罠にハマったことがあります。
たとえば室内で子供を撮る時に被写体ブレが起きやすいです。子供はメッシ、ロナウド、ネイマール、名だたる名サッカー選手もびっくりの素早い動きを見せてくれます。手ぶれ補正があるからブレないだろうと思っていたら、被写体(子供)の動きが速すぎてブレブレだった、なんてことがよくありました。シャッタースピードをしっかり上げないと起きるのが被写体ブレで、これは手ぶれ補正があっても意味が全くないです。
子供を撮る時はざっくりシャッタースピードを1/500以上に設定すれば被写体ブレは起きにくいです。そしてこれだけシャッタースピードが速いと手ぶれは起きません。そう、被写体ブレを抑えようと思うと、自然と手ぶれも抑えられるんですよね。被写体ブレを回避すると、手ぶれ補正も自然と回避される、というのがX-M5に手ぶれ補正がなくても大丈夫な理由です。
本体がコンパクトになる
一般的に手ぶれ補正機構(センサーそのものが動いて補正してくれるタイプ)を搭載すると、その機構の分カメラが大きく、重くなってしまいます。手ぶれ補正がないからこそ、X-M5は小型軽量なカメラに仕上がったのです。引き算の美学の良い例かもしれませんね。
レンズに手ぶれ補正機能がついていることもある
これはレンズ次第ですが、レンズに手ぶれ補正機能がついていることがあります。特に望遠やマクロなどに多いと思います。本体に手ぶれ補正がない、レンズに手ぶれ補正がある場合、もちろんちゃんと手ぶれ補正効果が得られますのでご安心を。
手ぶれ補正があった方が良いシーン

手ぶれ補正はなくても大丈夫、とはいえあった方が良いシーンというのもあります。それが望遠、マクロ、暗所の3パターンです。望遠とマクロに関しては、多くの場合レンズに手ぶれ補正がついていることが多いのであまり問題になることはないと思います。暗所に関してはどうしてもISOを上げたくない場合はシャッタースピードを落とすしかないので、手ぶれ補正があった方が有利です。しかし被写体ブレのこともあるので、「暗所かつ動かない被写体を撮る時」が個人的には唯一手ぶれ補正があった方が良いシーンかなと思います。まあこれも3脚があれば解決しますけどね。
X-M5の作例

手ぶれ補正がないX-M5でも、個人的には何も問題なく写真撮影できています。作例は以下をご覧くださいませ。
https://compactcamera.net/category/fujifilm-x-m5/fujifilm-x-m5-xf16-50mm
https://compactcamera.net/category/fujifilm-x-m5/xc35mmf2
https://compactcamera.net/category/fujifilm-x-m5/viltrox-af-28mm-f4-5-air
まとめると手ぶれ補正の恩恵は限定的

X-M5は手ぶれ補正がないことで購入を躊躇う方もいらっしゃるかと思います。もちろん手ぶれ補正は無いよりはあった方が良いのですが、あってもその恩恵は意外と限定的です。ブレない写真を撮るにはシャッタースピードをあげなきゃいけないので、そうなると手ぶれは勝手に起きにくくなるのです。それよりも小型軽量を優先して、あえて手ぶれ補正を搭載しないというのは理にかなった戦略だと思います。
というわけで、X-M5に手ぶれ補正はなくても大丈夫だというのが私の経験から至った結論です。X-M5の手ぶれ補正がないことが気になっている方のご参考になれば幸いです。